≪今帰仁城跡の夕景眺望≫
今帰仁城跡平郎門から本郭への石段最上部踊り場より今泊方向の夕景。
Photo & Builder By Hiromitsu Haga.(Kazan Jin-ai.)
今帰仁城跡:古琉球時代写真展 Produce By WEVEX 愛T SOLUTION,H.Haga
今帰仁城跡に足を踏み入れるとそれまでの沖縄の風景がタイムスリップして威風堂々としていた頃の古琉球を垣間見る。
城郭の石積みは工法こそ他の城郭のものと比べて大差はないのかもしれないが古生代石灰岩で野面積みされた城郭は城郭の壁面が粗く、より険阻な石垣に見える。
「今帰仁城の城壁は古生代石灰岩」
古生代の名のとおり、アンモナイトの化石があったりします。アンモナイトはおよそ3億5,000万年前後の間を、海洋に広く分布し繁栄した、有殻頭足類(たこ、イカの仲間)でその化石は日本では菊花石、菊化石とも呼ばれています。なお、今帰仁城跡以外の沖縄の城郭の城壁石積みの石のほとんどが琉球石灰岩で造られている。琉球石灰岩は更新世期といわれる氷河期の約180万-160万年前から約1万年前までの期間にサンゴ礁によって形成された岩盤である。南西諸島中部から南部にかけて広く分布しており、特に琉球弧の諸島においては土地の約30パーセントが琉球石灰岩層であり最大の厚さは150メートル程にもなる。