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 首里城は、標高約120メートルの石灰岩丘陵に築かれた沖縄最大の城(グスク)です。城の規模は東西約350メートル、南北に約200メートルの楕円形。ここにいつ、誰が最初に城を築いたのか、正確にはまだわかっていませんが、首里城の原形は少なくとも14世紀後半にはできていたらしいことが、発掘調査によって明らかにされています。 13世紀~14世紀といえば、各地に按司(アジ)と呼ばれる政治的支配者がいて、対立と興亡を繰り返していた時代。まだ統一政権は確立されていません。首里城も数あるグスクの1つでしかなかったと思われます。 その首里城が王城となり、今日のような沖縄の象徴としての歴史を刻みはじめたのはいつからなのでしょうか。それについては「察度説」と「尚巴志説」があります。

 三山時代の中山王・察度が中山の居城として造営したという説と、察度・武寧の時代までは中山の拠点は浦添グスクにあり、第一尚氏の尚巴志が拠点を首里城に移したという説で、どちらの説も裏づけがありません。ただ浦添グスクには英祖王墓陵が現存することから中山は尚巴志が遷都したと考える説が現在は最有力だとすることが妥当でしょう。

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